つくり手紹介
金沢市工芸協会会長
1947年石川県金沢市に生まれる。彫金の技法のひとつで、石川県に伝わる伝統工芸「加賀象嵌」の第一人者。金沢美術工芸大学産業美術学科卒業後、松下電工に就職しプロダクトデザイナーして活躍。1974年加賀象嵌の魅力に触れ、高橋介州先生に師事する。
1988年第35回日本伝統工芸展「朝日新聞社賞」受賞、1996年第43回日本伝統工芸展「日本工芸会奨励賞」受賞、2001年第48回日本伝統工芸展「日本工芸会保持者賞」受賞。2004年には戦後生まれとして初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。同年金沢市文化賞受賞。2008年メトロポリタン美術館に作品が所蔵され、文化庁より文化交流使としてニューヨーク・ワシントン・ロサンゼルスで講演、実演を行う。2009年紫綬褒章受章。自然美を意匠化した詩情溢れる作品を発表し、絵画的な階調表現により加賀象嵌に新風を吹き込んだ。2010年には大英博物館(ロンドン)に作品が所蔵される。2018年瑞宝中綬章受章。現在は精力的に作品制作に励むほか、金沢職人大学校、金沢卯辰山工芸工房で指導をするなどして後進の育成にも力を注いでいる。
経歴
1947年 | 石川県生まれ |
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1971年 | 金沢美術工芸大学産業美術学科卒業 |
1974年 | 加賀象嵌の高橋介州先生に師事する |
1988年 | 第35回日本伝統工芸展「朝日新聞社賞」受賞 |
1996年 | 第43回日本伝統工芸展 「日本工芸会奨励賞」受賞 |
2001年 | 第48回日本伝統工芸展「日本工芸会保持者賞」受賞 |
2003年 | 第50回日本伝統工芸展「日本工芸会保持者賞」受賞 |
2004年 | 重要無形文化財保持者に認定 |
2004年 | 金沢市文化賞受賞 |
2008年 | メトロポリタン美術館に作品所蔵される(ニューヨーク) |
2008年 | 文化庁より文化交流使としてニューヨーク・ワシントン・ロスアンゼルスで講演、実演を行う |
2009年 | 紫綬褒章受章 |
2010年 | 大英博物館に作品所蔵される(ロンドン) |
2018年 | 瑞宝中綬章受章 |