つくり手紹介
加賀友禅作家
作品作りにかける思い
日頃の行い全てが作品に気品となって現れる。
それは、線であり、形であり、色であり、余白であり、技法である。
作家である前に、生きることに対して素直で誠実でなければならない。
若手の加賀友禅作家に伝えたいこと
図案にこだわること。対象の観察からはじまり、そのものの美しさを誇張し、風情を取り入れて描く。無駄なものは思い切って省略すること。
色彩にこだわること。反対色を活かして色に深みを出すこと。
作品名にこだわること。漆聖 松田権六氏の作品に鴛鴦(えんおう)というタイトルの棗がある。雄だけ描かれたオシドリが飾り羽を立てており、観る者に描かれていない雌が近くにいることを想像させるような粋な作品名である。
いろいろなことを学ぶこと。日本画、水墨画、茶道、茶花などをやったが、なんでも良い。
経歴
1959年 | 京友禅作家 森口華弘氏に師事 |
---|---|
1973年 | 第10回伝統工芸日本染織展入選 |
1977年 | 第24回日本伝統工芸展入選 |
1983年 | 第5回伝統加賀友禅工芸展銀賞 |
1994年 | 日本工芸会正会員認定 |
1995年 | 通商産業大臣認定伝統工芸士 |
1999年 | 石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保存会会員に認定 |
2010年 | 中部経済産業局長表彰 |
お問合せ
由水煌人
〒920-0931
金沢市兼六元町3-37
TEL076-261-1675