つくり手紹介
断切箔職人(写真左)
明治生まれの銀箔職人であった父から教えを受け、今日まで70年あまり製箔業に従事してきた
その間、アルミ箔、真鍮箔、銀箔、断切金箔、プラチナ箔、パラジューム箔など様々な種類の製箔を手がけてきた
現在は金沢で唯一のプラチナ箔職人
昭和40年頃、仏壇の売上が伸びるに従い、縁付金箔では生産が間に合わなくなったため、金箔を大量制作するための方法として断切金箔が登場した
箔団地ができた頃は、箔屋が30軒以上あったが、現在5軒程度になってしまったことを残念に思うが、世界一の薄さと艶をもつ石場元(箔職人)の技を守っていきたい
(写真右/高橋悦子、断切箔職人)
経歴
1933年 | 生まれ |
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1952年 | 家業の製箔業を継ぐ |
1979年 | 石川県箔商工業協同組合功労者表彰 |
1980年 | 金沢箔伝統工芸士 |
1986年 | 石川県伝統産業振興協議会長表彰(功労者) |
1993年 | 石川県伝統産業優秀技術者表彰、金沢市伝統産業貢献者表彰 |
1996年 | 伝統的工芸品産業功労者褒賞(大賞) |
2000年 | 日本伝統工芸士会長表彰 |
2003年 | 勲六等瑞宝章 |