つくり手紹介
福嶋三絃店四代目の三味線を一から手作りする姿に魅了され、2002年に脱サラ。以後18年にわたり三味線作りに携わっています。三味線は「紅木」といわれるインドのマドラス地方で採れる大変貴重な原木を使用して作られます。「紅木」は現在ではワシントン条約第2種に分類されており、大変入手困難な原木です。「紅木」は木目が大変美しく、堅くて密度も濃く水に沈みます。私は三味線は日本の伝統的な和楽器でありながら、同時にその美しさから工芸品でもあると考えています。日本人の耳に馴染む三味の音色、赤黒く艶やかな光沢のあるその姿が三味線作りの魅力だと思います。
経歴
2002 | 福嶋三絃店 入店 |
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2005 | 石川TOYP大賞受賞 |
2010 | ものづくり奨励賞受賞(金沢市) |
2012 | 希少伝統産業奨励賞受賞(石川県) |
2015 | 北陸新幹線「百行の間」に紅木三味線展示 |