つくり手紹介
昭和10年金沢生まれ。中学校を卒業後、金沢市寺町の柚森仏壇店で3年間修業し、漆塗り、金箔張り、組み立てを見よう見まねで技を覚え、仏壇一筋で頑張ってきました。蒔絵は父、鉄三郎に学びました。
三島仏壇店は、約100年前、先代の鉄三郎が蒔絵を始めて、後に金沢仏壇を製作しております。蒔絵とは日本独特の加飾技法であり、平安時代にはその技術が確立していたと伝えられています。
大まかには、平蒔絵・研出蒔絵・高蒔絵の三つの技法に分けられ、螺鈿(らでん)・平文(ひょうもん)・切金などとの応用技法も多く存在しています。当店では昔ながらの蒔絵を大切にしつつ、螺鈿を多用した仏壇、又、加賀友禅を取り入れた仏壇なども制作しております。
経歴
1935 | 金沢に産まれる |
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1942 | 金沢市寺町の柚森仏壇店で3年間修業 |
1994 | 第17回石川愛瓢会金賞受賞 |
1996 | 第19回石川愛瓢会松任市長賞受賞 |
1997 | 三島仏壇店を継ぐ |
第20回石川愛瓢会松任市議会議長賞受賞 | |
第22回全日本愛瓢会金賞受賞 | |
1998 | 第21回石川愛瓢会石川県議会議長賞受賞 |
1999 | 金沢仏壇伝統工芸士認定 |
2000 | 第25回全日本愛瓢会特選受賞 |
全日本愛瓢会範士十段認定 | |
2005 | 瑞宝単光章授与 |
2009 | 交通推進隊員30年の表彰 |