つくり手紹介
光や風の流れなどの五感から得るもの、その時々の心に響く印象、愛しさ、生命力、夢をもとに意匠を描きます。
刺繡は、緯経線にとらわれない自由さがあります。点・線・面の幅広い表現を可能にする相良繡や、控えめながら地に溶け込む様な菅繡などの技法は、他にはない陰影や深度を与えられます。ときに多色を重ねたり、グラデーションを用いることで、感性を通して見える自分の色が表層に映し出される気がするのです。
艶やかな絹糸となるように糸を縒り、繊細な針運びを意識する。その一つひとつの要素によって、伸びやかな線の有機的な美とともに、糸目が整然と並んだ秩序の中にある美が伝わるよう心を配っています。
日本工芸会 準会員
女子美術大学 非常勤講師
金沢美術工芸大学 非常勤講師
金沢市染織作家協会 所属
伝統的工芸品「加賀繡」 伝統工芸士
石川県加賀刺繡協同組合 組合員
経歴
1985 | 女子美術短期大学服飾科(刺繡教室) 卒業 |
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1997 | 金沢市工芸展 初入選(以後入選) |
1997 | 北國女流美術展 初入選(以後入選)/第18回(2003) 最高賞/第21回(2006) 佳作賞/第24回(2009) 北國賞 |
1999 | 現代美術展 初入選(以後入選) |
1999 | 兼六園大茶会第5回工芸作品公募展 初入選 奨励賞(以後入選)/第15回(2009) 奨励賞 |
2003 | 石川の伝統工芸展 初入選(以後入選) |
2004 | 「宮越仁美 繡工房」を設立 |
2006 | 国際連合本部(ニューヨーク)にて作品展示と実演を行う |
2010-12 | 福田喜重氏(国・重要無形文化財「刺繡」保持者)に師事 |
2012-15 | 「刺繡をまなぶ」(女子美アートミュージアム、高知県香美市立美術館) |
2013 | 「SNOOPY JAPANESQUE スヌーピー×日本の匠」(全国主要都市巡回展) |
2015 | "The Red that Colored the World"(Museum of International Folk Art, Bowers Museum, USA) |
2016 | 第63回日本伝統工芸展 初入選 |
2017 | 「テキスタイルアートへのいざない~台湾・金沢現代織物芸術交流展~」 (金沢21世紀美術館 市民ギャラリー) |
2020 | 第75回現代美術展 入選 |
お問合せ
宮越仁美 繍工房
〒921-8034
石川県金沢市泉野町1丁目12番12号
Tel/Fax 076-243-2992
Email h.miyakoshi.embroiderystudio@gmail.com
http://www.someori.jp/shoukai/miyakoshi/index.html