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藤本尚美

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漆芸

つくり手紹介

私は素材としてではなく漆そのものから作品の題材を着想し作品制作をしています。
古代より生活の中で使われ続けている漆。漆かぶれという現象や塗られたものを崇拝していたと言われています。その信仰は現代にも受け継がれているのではないかと考え、その対象である漆を霊的なものの形に視覚化させています。

近年では“ghost(ゴースト)”をイメージし立体作品を乾漆技法を用いて、また蒔絵技法や漆絵などの平面作品も制作しています。

目に見えないものは布を被ることによりその姿が視覚化され、一方漆も器などのものに塗られることによって形を持つ。
その共通項を重ね合わせ、漆そのものが形を持って起き上がり、布を被り踊っているような“ghost(ゴースト)”の姿を表現しています。

経歴経歴

1991 群馬県生まれ
2013 グループ展「生きている神話 Living Myth」(東京・藤屋画廊)
2015 秋田公立美術大学 卒業
2015 グループ展「コウゲイ℃ー素材と今の接触点ー」(金沢21世紀美術館市民ギャラリーB)
2015 「次世代工芸展」出品(京都市美術館別館)
2016 「工芸回廊2016」出品(石川県立歴史博物館)
2017 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻修士課程 修了
2017 個展「黒い血、赤い器」(秋田・秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT)
2017 「かみこあにプロジェクト」出品(北秋田郡上小阿仁村)
2018 「3331 ART FAIR」出品
2020 二人展「つつむ」(金沢・Café & Gallery musée)