コーディネート作品モデル

季にあひたる ー色なき風ー

CREATOR

早川 由紀

経歴
食環境コーディネーター、有限会社WAKONN 代表取締役
石川県金沢市生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア修士課程修了。
大学在学中よりWebデザイナーとして新聞社のインターネットサービス開発に携わる。
シリコンヴァレー出張の際、休日に出かけたナパヴァレーのワイナリーで、朗らかに食と人生を楽しむ人々に出会う。
家族が楽しく美味しく食事が出来るように、毎日、旬を取り入れ、器や盛り付けを工夫してくれた祖母との暮らしを見つめ直す。
2004年「くらしの中に和魂洋才」をテーマにイベント企画や教育を行うWAKONNを設立。食環境コーディネーターとして活動を始める。
日本の伝統や行事、四季の移ろいを生かした、しつらいを、国内外にて展開している。

コンセプト

夏の暑さや喧騒が静まり、空気に透明感が増す季節。
「形なきものの形を見、声なきものの声を聞く」のは、まさにこの季(とき)。
王朝の歌人は、この季に吹き渡る風を「色なき風」と表現しました。
艸田正樹さんの脚付き酒盃に吹き渡る「色なき風」を和モダンのしつらいで楽しみます。
酒杯には「雨降りの国」の銘があり、同じ作者の器「月の輪」と呼応します。
目を閉じて、想像してみてください。
美しい夕焼けが広がり、昼間の暑さが少しやわらぐ土曜日の夕刻。
友人を招き、四人でテーブルを囲みます。
きりりと冷えた日本酒が「ちろり」から艸田さんの酒杯に注がれます。
一献の量が、なんとも良い加減。
暮れなずむ空を映していた酒器は、日没と共に、灯りの下で、不思議な波紋を描きます。
刻の流れと酒器のきらめき。
テーブル席でも伝統的な工芸や折敷を使い、しつらいに物語を取り入れる楽しみが、
和モダンコーディネートの魅力です。

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