幼少期から18年間過ごした故郷、北陸の美しい風土が創作のテーマです。
海と山の幸に恵まれ、そこに宿る、風、舞、自然の脈動すべてが現在の造形の軸となっています。
また故郷に伝わる、300年余踊り継がれてきた伝統の踊りにある美しい「所作」がきっかけとなり自分の中に、かたちが発露しました。
人がかたちに対して心を動かされる時、人と対象物との間では確かに何らかの ”交感” が行われているように思います。
そこに、自分の中で脈動しているものの本質を探るヒントがあると信じて、
今日もまた陶という素材と向き合います。