TITLE

マル – 結びのその先 –

CREATOR

津田六佑

寸法横73cm × 縦61cm

伝統工芸

マル – 結びのその先 –

水引の結びは、長い時間をかけ進化し、美しい形と文化である加賀水引が誕生した。
加賀水引が誕生してから約100年が経過した今、
結びの進化の先にあるものはなにかを考えてみる。

生(始まり)と死(終わり)のループを重ね、
人間・自然界・宇宙は多くの時間をかけて、成長・進化してきた。
それは一見、複雑な進化にも見れるが、全体としては一定の秩序により美しくシンプルな安定形になろうとしているようにも見える。

水引は陰と陽を表す線と線(紐と紐)の結びによって、人と人との結びつきを表す一面がある。
水引における進化も人間・自然・宇宙と同じように考える事ができないか。
宇宙の無数の星や銀河は、全てのものが引き合い、最終的には「マル」という安定した形になろうとする。

陰陽の2つの結びつきから始まり、、、、
結びの連鎖により広がりを見せ、、、、
全てが繋がり結びはマルになる。
マルは波紋のように大きくなり、、、
重なり、そのマルが無数に発生していく。。。。
まるで自然と宇宙の法則のように。

線と線の2つの結び目という概念を超越し、
始まりと終わりのないマル。
その表現を試みる。

【 制作工程 】
作品中のマル(円)の造形は、水引をシート状にする技術を応用し、円周形状に仕上げたもの。大小の5つのマルは黄金比率で構成されている。黒のバックパネルは水引をブラシにして塗装されたパネルでよく見ると所々に水引の筋線跡が残る。