会期 2022年11月2日(水)-11月20日(日)まで
10:00−18:00 (最終日は16:00まで) 月・火曜定休
作家在廊 11月13日(日)、11月20(日)
加賀城先生から展示の概要
伝統技法の再解釈から染色作品を生み出してきました。スキージや指を使って、本来、型染に使用する防染糊を即興で布に置くことで作品に身体性をとどめます。
私の関心は「他力」を積極的に作品に取り込む努力から、工芸や美術以前の表現の源流をたどることにあります。
本展では染料を満たす染色とその対極にある脱色の工程を潮の満ち引きに見立てます。染色と脱色の最新作を20点ほど出品予定です。
添付の作品キャプション:《Manipulation-Combing》(部分)2022年制作 絹、ハイドロサルファイト/ 指による糊置、脱色 32×440cm
経歴:加賀城健
1974 大阪生まれ
2000 大阪芸術大学大学院 芸術制作研究科 修士課程修了
現在 金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 准教授
主な個展
2022 the three konohana(大阪/’13、’15、’17)
2020 祇をん小西(京都)
2011 ギャラリー揺(京都)
2009 YOD Gallery(大阪/’11)
2004 ギャラリーギャラリー(京都/’07、’09)
2002 GALERIE SOL(東京/’05、’07)
2000 ギャラリーマロニエ(京都/’01、’02、’04、’06)
主なグループ展
2022 2人展 挑む2人 ギャラリー恵風(京都)
2021「JTCテキスタイルの未来形 in 宝塚 2021」 宝塚市立文化芸術センター(兵庫)
すごもりむしとをひらく」鍛冶町倉庫(金沢)
「行為と現象 Ⅱ 本野東一へのまなざし」染・清流館(京都)
「第23回 染・清流展ビエンナーレ2021」 染・清流館(京都/’19、’17、’15、’13、’11、’09、’07)
2020 「Online/Contactless」 the three konohana(大阪)
2019 「方法の発露2019」石川県政記念しいのき迎賓館(金沢)
「第22回 染・清流展ビエンナーレ2019」 染・清流館(京都)
2018 「行為と現象Ⅰ」染・清流館(京都)
「rejuvenation」studioJ(大阪)
2017 「交わるいと『あいだ』をひらく術として」 広島市現代美術館
「十二人のしつらい展 第22回あやなす展」楽空間 祇をん小西(京都)
2016 「進撃!抽象絵画」 ホテルグランヴィア大阪
「What is fiber ?」 Janina Monkute-Marks museum(リトアニア)
2015 「Contemporary NOREN」 京都芸術センター
2014 「Styling Art Exhibition-Dressing Green-」 阪急メンズ大阪
「ASIA-EUROPE II」Deutsches Textilmuseum(ドイツ)、
Musée JEAN-LURÇAT et de la Tapisserie Contemporaine(フランス)
著書
2017 『柿渋×型染』 染織と生活社
2015 『染める抜く 藍染め』 染織と生活社
2012 『柿渋あーと 柿渋糊でつくる身近なアート』 染織と生活社
2010 『型防染で染める』 染織と生活社
コミッションワーク
2019 ハレクラニ沖縄クラブラウンジ