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本江和直斎

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木竹

つくり手紹介

古代からの日本の原風景の一つに竹林があります。朝の陽光の下、葉の露も瑞々しく輝く様や、降りしきる雪の中、じっと堪えるように静まっている様など、季節や時間の移ろいによって違う風情を見せ、日本人の繊細な情緒を育み続けてきました。
このように日本人にとって最も身近な植物の一つであり、精神の依り代である竹は、しなやかで加工しやすく、伝統の技を使えば様々な形に編むことができます。そして作り手が日本人の知恵や心を素直に表現することができる素材です。竹を割り、ひごを編むなど、作品を作る過程で、竹と向き合う一つ一つの作業に喜びを感じ、さらには、それが誰かの暮らしに活かされ、溶け込んでいくならばこんなに嬉しいことはありません。
そんな気持ちを大切に、この手仕事をずっと続けていきたいと思っております。そして、日本人の竹に寄せる心や情緒をもっともっと知り、感じ、作品に籠めていきたいと思っております。

経歴経歴

1967 石川県能美市(旧根上町)生まれ
1990 金沢大学教育学部卒業 竹工芸作家・橋本仙雪氏に師事
1991 金沢市工芸展初入選(以降18回)
2001 現代美術展初入選
2002 石川の伝統工芸展初入選(以降9回)
2007 日本伝統工芸展初入選(以降3回)
2009 竹網代四菱編花織紋文筥 中村記念美術館買い上げ
2016 遠州流茶道十三世宗実家元より和直斎の斎号を賜る

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本江和直斎

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工房 雪竹庵
929-0937 金沢市丸の内5-15
080-3746-2038