TITLE

玉糸紬着物 「 立てば芍薬」

CREATOR

髙橋稜

寸法幅140 × 丈170cm(仮仕立て)

染織

私の母に、日頃の感謝の気持ちをこめて織り上げた着物です。「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という女性の美しさを表す言葉がありますが、母はデパートで接客の仕事を長年しており、すっとした姿勢で働くその立ち姿と、凛と咲き幾重にも重なる芍薬の花びらをイメージしたデザインにしました。艶感のある玉糸に対して、天然染料の繊細な色合いの細やかなグラデーションにより、華やかながら落ち着きのある印象を持たせました。

第80回記念金沢市工芸展 私の選んだ賞