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漆作家 遠藤茜展『What can I protect?』

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ArtShop 月映

2022.02.04

2月18日㈮~3月13日㈰、漆作家 遠藤茜展「What can I protect?」を開催いたします。

10時~18時 最終日は16時までとなります。月曜日、火曜日はCLOSEです。

遠藤茜は、漆の作品を通して私たちにいろいろなことをメッセージしてくれます。私が初めて彼女の作品を見た時、「くすっ」と笑えて、とても気分が晴れやかになりました。また、今回の展示のための画像と「これから何を守っていけるか、を考える展示にしたい」という言葉を見て、胸のどこかがゆらっとしました。彼女の作品から、いつも何かの感情が引き出される感じがします。

心理学で人生の発達段階という事を学んだ時、最初は生存欲求の段階から、三番目に何かまたは誰かのサポートをする段階となりその次は自己の人生の意味を実感する段階といった内容だったと思います。「これからは何を守っていけるのかを考える・・」という言葉を聞いて、そんな発達段階を思い出したりしました。それは、「作家が成長してますよ」ということを言いたいという感じではありません。

何かを守ろうとすると喜びも大きいですが、困難や苦悩もあります。そこに自ら入っていき、作品を通して問いかけていこうとする若い作家の思いに感情が動いたのかもしれません。

 まるでクッションのような漆の作品。そこには、作家の思いや問いかけが隠れています。どうぞ、それを感じていただければと思います。

2月末には、ウェブで作品を掲載する予定です。10点未満の作品の予定です。作品掲載ページhttps://tsukibae.com/artist/endo-akane/