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二塚長生

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染織

つくり手紹介

友禅作家

江戸時代には、奢侈禁止令が幾度も出され、総鹿の子絞りや刺繍の大変贅沢な着物を着ることを禁じられる。そのような制約の中で、いかに美しいものを作り上げていくかという根幹に友禅染があり、爆発的に発達する。
いつの時代も、疫病、災害や戦争などがあったにもかかわらず、美しい着物が求められ作られてきた。もともと着物の模様は東洋精神の宇宙観から生まれ、身につける人に幸せや、無病息災の願いを込めたものである。今般のコロナ禍の事態にあっても、くじけることなく、こういう時にこそ力を発揮できるようにしていくことが、我々作り手の仕事であろう。
そのためには、伝統的な技法をしっかり見つめ直すこと、自然をよく見ること、そういう行為から自分自身のものを作り上げる核を見出すことが大事である。常に自分らしいものを作り上げていくことが求められるが、そう簡単にできるものではない。しかし、こういう厳しい時にこそ、これまでのやり方を見直したり考え直したりするチャンスでもあり、プラス思考で進んで行きたい。

経歴経歴

1946年 富山県生まれ
1974年 金沢市内の加賀友禅工房で伝統的な友禅の技法を修得し独立 以来、伝統的な友禅技法を究め、芸術性の高い独自の作風を確立 友禅の糊置き技法の中でも、江戸時代中期に流行した、糸目糊置きのみによって模様を白く表す「白上げ」と呼ばれる技法を駆使し、水や風等の自然の動きを抽象的に表現するほか、近年は具象の表現の在り方も追求する
2006年 紫綬褒章受章
2010年 重要無形文化財「友禅」保持者に認定
2016年 旭日小綬章受章

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