TITLE

金沢仏壇 供華 木地固め〜下地塗り

CREATOR

池田拓朗

 

伝統工芸

仏壇の塗り工程 木地固め〜刻苧〜下地
・木地がそらない(曲がらない)ように漆を染み込ませます。

・木地に刻苧(穴埋め)をします。簡単にいうと漆のパテです。仏壇には木の繋ぎ目や小さな釘穴などあります。これらを全て刻苧漆(下地漆に米糊、木粉、布粉を合わせたもの)で処理します。

・木地磨きをします。木地の角は研磨紙、刻苧の部分を砥石で磨きます。

・木と木の繋ぎ合わせなどのところに和紙貼りをします。
・下地漆を作ります。仏壇の下地には錆漆・地の粉錆・ブッシ・蒔地・ウレタン系の下地などがあり多くは錆漆を使用しています。
①砥粉と水を混ぜ泥の様にします。
②その泥に生漆を混ぜていきます。
③ヘラで出来る限り均等の厚みに塗っていきます。
④湿気のある漆風呂にて乾かします。
・中塗りに続きます。