下絵が仕上がったら、いよいよ糊置きです。糊は、米粉で作ったデンプン質の「もち糊」と化学性の「ゴム糊」があり、当工房では、デザインや作業の用途により使い分けています。
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●もち糊は、柿渋紙の筒(1画像上)に入れ、ゴム糊は、セロハンの筒(1画像下)に入れて使っています。筒には「先金(さきがね)」(1画像中央)を取り付け糊線の太い、細いにより使い分けます。
●親指と人差指で挟み、絞り出し線を引いて行きます。
●糊を引き終えると「地入れ」をします。(糊を生地に食い込ませ防染力を上げるため)この時、下絵の青花が消え、これで糊置きの完成です。
次は彩色です。