TITLE

④加賀友禅製作工程 糊置き

CREATOR

太田正伸

 

染織

下絵が仕上がったら、いよいよ糊置きです。糊は、米粉で作ったデンプン質の「もち糊」と化学性の「ゴム糊」があり、当工房では、デザインや作業の用途により使い分けています。

⭐️加賀友禅とは? http://studio-mon-an.com/koubou/2114.html

●もち糊は、柿渋紙の筒(1画像上)に入れ、ゴム糊は、セロハンの筒(1画像下)に入れて使っています。筒には「先金(さきがね)」(1画像中央)を取り付け糊線の太い、細いにより使い分けます。

●親指と人差指で挟み、絞り出し線を引いて行きます。

●糊を引き終えると「地入れ」をします。(糊を生地に食い込ませ防染力を上げるため)この時、下絵の青花が消え、これで糊置きの完成です。

次は彩色です。