いよいよ彩色です。糊糸目の線から色を「透かさず・はみ出さず」を原則として塗っていきます。使用する染料は絹用の化学染料で「燕脂・藍・草・黄土・古代紫」の5色を基本に色合わせをします。この基本色を「加賀五彩」と言います。使用する道具は主に「彩色筆」「ボカシ片刷毛」などです。一般的な加賀友禅は「外ボカシ」「虫喰い」などの特徴があります。
⭐️加賀友禅とは? http://studio-mon-an.com/koubou/2114.html
●下から熱をあて、乾かしながら彩色をします。
●彩色筆で糸目糊から「透かさず・はみ出さず」一つ一つ丁寧に塗っていきます。
●片刷毛を使用しボカシをします。この時も「透かさず・はみ出さず」丁寧にボカシていきます。
彩色終了後、蒸し室に入れ「仮蒸し」をして「中埋め」(彩色をした模様の部分を糊で埋める作業)をして地染に入ります。